読書会のみなさまへ
こんにちは、読書会の世話人です。
冷たい風も少し厳しさがやわらぎ、季節の変化を感じます。
春は気持ちが落ち着かない季節でもありますね。
ふだん手に取らないような本を読んでみるのもいいかもしれません。
次回、4月の読書会のお知らせです。
◆日時:4月9日(日曜日)17時〜20時
(場合によっては多少延長することもあります。)
◆場所:横浜駅近く(新規参加の方はメールにてお問い合わせください)
◆テキスト:『「ひきこもり」経験の社会学』の第3章から最後(p.250〜p.368)まで
(関水徹平著 左右社 2016年9月刊 税込み3888円 )
【内容紹介(amazon サイトより)】
斎藤環氏推薦!
『医療化の視点が取りこぼし続けてきた、ひきこもり問題の社会的様相が浮かび上がる。
若い研究者の真摯な好奇心と学問的誠実さのみが可能にする、ひきこもりの新しい物語がここにある。』
「ひきこもり」経験とはどんな経験なのか?
経験者みずからの「語り」と、著者による誠実なまなざしによって、戦後ひきこもり問題の全体像が浮かび上がる。
「自分の物語」を見つけられないすべての人に贈る1冊。
ひきこもり研究の新たな担い手がここに誕生!
『物語は自由につくり出せるものではなく、その人の生活史的に規定された状況において、その人が本当に信じられる生き方として見い出され なければならない。
この意味で、本章で考察した「ひきこもり」経験とは、信じるに足る真実の物語を見いだす模索のプロセスである。』(本文より)
【著者について】
関水徹平(せきみず・てっぺい)
1981年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
早稲田大学文学学術院助手、同非常勤講師を経て、現在、立正大学社会福祉学部専任講師。
【取り上げた理由】
当会世話人の関水徹平さんが今日までのひきこもり研究の集大成ともいうべき一冊を出版しました。
Amazonの紹介にもあるように、渾身の一冊といえます。
すでに提出されている研究の成果を踏まえながら、『ひ きこもりという経験』を社会学の観点から捉えなおし、緻密な検討を重ねて、その核心に迫ろうとする意気込みが随所に見出だされる一冊です。
著者はご存知のように控えめな方なので、テキストとして取り上げることを遠慮されていましたが、この一冊を取り上げずして、ひきこもりの読書会はあり得ないと強く思い、推薦しました。
※400ページに及ぶ大著なので3回に分けて読んでいます。
今回が3回目、第3章(p.250〜)から最後までが範囲になります。
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★興味を持たれた方は、どうぞふるってご参加下さい。
★読書会に参加希望の方はテキストご一読の上、ご参加くださるよう お願いいたします。
★読書会で取り上げる本は、参加者の方々からもぜひ提案をしていただきたいと思っています。
読書会終了時に、取り上げる本を決めていますので、参加の時にお持ちいただくなどしてご紹介ください。